
大坪高明の世界

大坪高明は1934年に多治見に生まれ、15歳から陶画師として現在まで60年以上、見るものを魅了する絵を陶器に描き続けてきました。
オールドノリタケ全盛期に活躍した市ノ木慶治、高木春太郎直系の流れを組む陶画師であり、大坪高明の素晴らしい技術は海外でも高い評価を得ています。
大坪高明が描くモチーフはバラを中心とした花柄、風景画が中心で平面上に絵付けをしたとは思えないような重厚感と立体感があります。
日本が世界に誇る絵付け職人、大坪高明の技術を是非ご覧ください。
陶画師 大坪高明について
圧倒的なテクニックと描写力を兼ね備えるハンドペインター
幼いころから磨き上げられた絵付けの技術は唯一無二
とても繊細な描写は女性的な優しさを持ち、見るものを魅了する
ナカヤマが探究しぬいた生地の美しさと相まって極上の品が生まれる

大坪高明Q&A
Q,大坪さんにしかできないこととはなんですか?

A,昔からいろいろな花や風景をスケッチして頭に入れてきました。食器のような立体物なものに、絵を描く技術は得意としている部分です。特にアメリカやヨーロッパへの輸出用の商品に、薔薇の絵を描いたことがきっかけとなり、薔薇の絵を追及してきました
Q,大坪さんが80歳をこえて現役でいられる理由は何ですか?
A,とにかく絵を描くことが好きだからここまで続けてこられました。(だいぶ歳を重ねましたが)ずっと絵を描いていたい、良いものをつくりたいという気持ちが溢れています。
Q,ナカヤマの生地に絵を描くことについて
A,ナカヤマの生地のように素晴らしい商品に絵を描けるなんて、私にとってこれ以上の幸せはないです。ナカヤマのボンチャイナだからやってみようと思ったんです。もう生産できない貴重な生地に絵をつけていくので、納得のいくしっかりしたものを作っていきたい
Q,絵付けのデザインはどのように決められてるか
A,通常は商社がペイントの柄を指示し、それを私のような絵付師が絵付けするという流れが一般的です。今回いただいた仕事は「私が描きたい絵を選んでください」という依頼です。こんな恵まれた環境は初めてかもしれないです。
「自分にしかできない仕事がある」使命感のようなものを感じています。
Q,大坪さんの今後の目標
A,どこまでいっても自分が満足できるものは描けないかもしれない。ただ、それが理由でここまで絵を描き続けてこれたし、成長できた気がします。これからは自由に題材を選んで良いということなので、薔薇の花に限らずいろいろなものを、ナカヤマの商品に描いていこうと考えています。それらをみなさんにどう評価していただけるかとても楽しみです。
動画ギャラリー
卓越した匠の手技から繰り出される逸品の数々…。
-
より手金仕上げ
-
プレジデント皿金仕上げ
-
花瓶金仕上げ
-
画タイル表金仕上げ
-
尺皿金仕上げ
-
金焼成
-
金磨き
絵付け作業技能検定合格証明書
上絵付け職人
寺野 勝美
